新品のCDアルバムを買うと必ずといってもいいほど帯(capともいいます)が付いてきますよね。
処分したり、大事に保管したり人によって扱いは様々ですが、そもそもこの「帯」の役割とはなんでしょうか?今回は帯の役割に関して解説してまいります。
CDケースの帯の役割
メディア CD制作デザインスペースの確保
理由としては「デザインスペースの確保」ではないでしょうか。
「たったそれだけ?」と思われるかと思いますが、それが一番大きな理由と言われています。
限られたスペースに売れる為の情報を詰め込まなくてはなりませんので、色々な工夫を施した結果になります。
また、流通を通して販売する場合、バーコードが必要となりますが、基本的に開封後は帯を外してしまうので、バーコードを帯に配置する事でジャケットのデザインへの影響を抑える事ができます。
ショップ等で販売する時の効果
CDショップ等で販売する際、CDのジャケットの表を上に平置きにされる事は稀で、メジャータイトルでもリリース当初は平置きされますが、その後は「ブック陳列」と呼ばれる背表紙を外側に向けて並べる陳列方法になります。
通常、バックインレイの折り返し部分にタイトルやアーティスト名を配置いたしますが、帯の有無で配置される文字の大きさに差があります。
バックインレイの折り返し部分の幅は6mm、帯の背の部分の幅は10.5mmとなり4mm程の差があります。
配置される文字のフォントやデザインにもよりますが倍近くの差があり、帯ありの方が見つけてもらい易くなります。
帯の活用法
帯の活用方を、一部ご紹介します。
- 帯の裏面の活用
帯の裏面は基本的に購入者が開封するまで見る事ができませんので、購入者へのメッセージや限定の告知等を入れるのはどうでしょうか。ライブ等の先行告知等、特別感を演出する事ができます。 - 応募券
帯の一部や全体を使って応募券として活用する方法があります。応募はCDの購入者に限られますので、購入意欲の向上に有用ですが、最近のCDはコレクターアイテムの一面もありますので、敬遠する方もいるので一長一短かもしれません。